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◎魔法の詠唱法則(cast rule of magic)

『詠唱』は大気に漂うマナ・物質に付着したマナを集積』し、『操作』し、『変化』させ、『放出』するための行為。

一般に、魔法を詠唱する際は『圧縮呪文(テムラ・ノタリコン)』が用いられる。
これは本来の、つまり正しい文(テキスト)は長文に過ぎ実用に耐えない場合があるからだ。
例えばそれが戦闘下なら、詠唱中であろうと敵は待ってはくれないだろう。

故に呪文を『圧縮』し、用途の幅を広げる。

圧縮された呪文(スペル)は最早、常人には理解できないある種の暗号めいたものとなる。

魔法使いは『圧縮呪文(テムラ・ノタリコン)』を詠唱する前段階として、『本来の呪文(スペル)』を学習し正しく理解しなければならない。

圧縮され暗号化(コーディング)されたそれを、“呪文(スペル)”として認識できるようになること――それが、魔法使いとしての第一歩となる。